Dummy
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上橋菜穂子さん著、守り人シリーズの第一巻です。
アニメ化もされたので知っている人は知っているかも。
シリーズというだけあって、ここから天と地の守り人までずっと続いていきます。その始まり。
このシリーズは、前半はファンタジー色が強く、また、エピソードも個々の事象を取り扱うのですが、後半になるにつれて、大河ファンタジーの様相を呈していきます(でもファンタジー色も残ります)
和風ファンタジーというより、多国籍ファンタジーというのが相応しいです。
著者はアボリジニの研究をしておられて、多角的な視点、立場の人物が登場します。
とにかく、登場人物が魅力的!
主人公である女用心棒,短槍使いのバルサを筆頭に、いきなり平民に落とされたけれど気骨のある皇子チャグム、呪術師見習いのタンダ、その師匠のトロガイ師など、星読み博士のシュガなど、生き生きとキャラクタが守り人の世界を走り回ってくれます。
今作は、とある精霊によって交錯するそれぞれの運命を描いています。
じんわりとした読後感が残ります。おすすめです!
PR